低FODMAP食にチャレンジ
少し前からやたらとおなかの調子が悪く、いつもグルグルと鳴っていて、ひどいときは夜中に目が覚めるくらいの不調に悩まされていた。
これは腸の調子を整えねばならん! と息巻いてそれ関係の本を読み、ヨーグルトや納豆、オリゴ糖などいろんな良さそうな食材を買い込んで片っ端から口に入れていた。
ところが、おなかの調子は一向に改善せず、むしろ悪化していった。
仕方がないので病院に診せたが、過敏性腸症候群の薬を飲んでも改善する気配はなく、途方に暮れてしまった。
そんな折、見つけたのが江田証『なんだかよくわからない「お腹の不調は」この食事で治せる!世界が認めた低FODMAP食事法』という本だった。
そうなんです! なんだかよくわからないんです!
と分かってくれる人が現れた思いでさっそく読んでみると、お腹の不調はFODMAPという小腸で吸収されにくい糖質が引き起こしており、それを減らしていくことで不調の改善の期待ができるというものだった。
FODMAPとは、
Fermentable 発酵性の糖質
Oligosaccharides オリゴ糖(フルクタン、ガラクトオリゴ糖)
Disaccharides 二糖類(ラクトース)
Monosaccharides 単糖類(フルクトース)
And
Polyols ポリオール(ソルビトール、マンニトールほか)
FODMAPを含む食品は、納豆、きぬごし豆腐、ヨーグルト、にんにく、玉ねぎ、小麦、乳製品などで、一般的に腸にいいといわれる食品がたくさんある。私はよかれと思って、逆に腸に負担をかける食品を大量に摂取していたことになる。それじゃ、治るわけがない。
とりあえず本の通りにやってみようとチャレンジを開始したのだが、乳製品は避けられるが小麦を摂らないのはなかなかきつい。麺類、パンはNGだし、案外玉ねぎは何にでも入ってる。このチャレンジは結構キツかった。何度も失敗、というか食べてしまったが、とりあえず少しずつ小麦なし生活の耐性を上げていって、3週間は続けることができた。
すると、お腹がグルグルということが大幅に減ったではないか!
これには感動した。涙が出るほど。
ありがとう! 江田先生! 治りましたよ確かに!
その後は低FODMAP食をベースとしながらも、たまには玉ねぎも食べるし、ラーメンも食べるような生活。翌日はちょっとお腹が不調だけど、コントロールできるので不安になることはない。
なんだかよくわからないお腹の不調に悩んでいる方、一度、低FODMAP食を試してみるのをおすすめします。最初はつらいですけど、だんだん慣れてきます。
同じ悩みに苦しむ人の参考になれば幸いです。